人様のコンテンツの話

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願いと別れ

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ウマ娘ストーリーイベント「フェアウェルを継ぎ接いで」を、やりました。
いやー、感動した。
脱帽。


物語の主役はクリスエス
フランケンシュタインがモチーフと思われる、よくある話。
当然クリスエスは演技を苦手とするだろう。そこが軸になるのは誰にとってもわかりやすく。
しかし……。

まずイベントとしての起承転結作りながら、1~8話の限られた話数で劇中劇にも起承転結作るって大変だなーなんて思いながら最初は見ていて。
それを、クセの強いタニノギムレットが書いたという物語に。彼女らしさが必須で。
ギムレットギムレットで脚本に苦戦し。

そして幕が開けば、劇の主役はシャカール、悪魔の方だった……。
ここでしてやられたというか、素直に感動した。
設定で言えばやっぱりよくある、長生き一人ぼっちなんだけど。
シャカールというキャラクターによくあっていて、さらにはタップダンスシチーがどういうキャラクターなのか雄弁に語る8話でもあった。

そしてファインの話でもあった。
思い出作りのために。それは友人のためであり、自身のためであり。
彼女が常に抱える使命もしかと反映され。

始まりと終わりは、タップダンスシチーの語りだった。
彼女は詩人としても、彼女自身としても語り部の、狂言回しの役回りだった。

5人全員が主役の物語だった。
過不足なく、それでいて美しい。

今までのよくある青春群像劇とはちょっと違って、新鮮で。
でもこれもやはり青春群像劇で。

余談

直近のケイエスミラクルのストーリー4話でもぞわっとしてました。
初めてトレーナーのセリフで感動したかもしれない。

そしてこのストーリーの終わり方……。
シャボン玉のピアノ伴奏に合わせて歌い、その後BGMでトレーナーだけ描いて、またミラクルの歌に戻る。
ちょっとしたアニメの1話分を見終わったような感覚だった。
ここに来てまだ感動させられるなんて、すごいなほんとに。

今改めて見返して。
まずオートで見て自然、タップで読む人にも違和感がないようになってて……その手の込みように改めて脱帽。