人様のコンテンツの話

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刑事ジョン・ルーサー シーズン1を見た。

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なんなんだろうこれは。
ルーサーの敵に回った人間、疑った人間、全てが罰せられないと気がすまない。
そう考えてしまうのは日本人的?半沢直樹も流行っているし。今シーズンの半沢は見てないから詳しくはわからないけれど。
最終回終わっても後始末もなんにもないので、本当はさっさとシーズン2を見始めたい。
というかこの状況からどうやってシーズン5まで続くの?何を描くの?
1話完結型の刑事ドラマの皮を被った、1シーズンを通して描かれた、一人の人生が大きく変化していくドラマ。ヒューマンドラマっていうの?
だから刑事ドラマとして見てる人は面を喰らう。
その衝撃が楽しめるかどうかは個人の資質によるだろう。
個人的にはあまりにも救いがなさすぎてしんどかったかな。

リプリーだけが救いだった。

序盤はアリスによって人生、主に奥さんとの関係がこじれてしまうことにもやもや。
アリスがシーズン通した敵になるのかなと思いきや、ルーサーの拒絶の態度とは裏腹に彼女を頼るしかなくなっていく。
アリスは頭がいいはずなのに、「助けたい」と言いながら真逆の結果ばかり起こす。
最終的に、ルーサーが「望まない」イアン殺しをする。

奥さん自体も二人の男に挟まれて自分がふらふらしてるのに、それはすべてルーサーのせいだと責任転嫁するクソみたいなやつ。

チームのボスはルーサーの復帰に喜んでる素振りを見せていたのに、「手順手順」とルーサーとの対立ばかり描かれていた。
「そこはお前も捜査に加わって協力しろよ……」と思っていたけど、これも伏線だった。
全面的にイアンを信頼していたのはやはりそういう関係?
自分の保身しか考えてなかった。

苦情処理の人は被害者よりも警察を守ることが大事。
ところで苦情処理ってどういう仕事なんだろう。日本のドラマで出てくる監察官とはまた違うのかな。
どこまでの権限を持っているのだろう。

イアンはいいヤツだったのになあ。
急にどんどん殺していくって、ねえ。
「口封じのために全員殺す」っていう役割だけ。

敵だったサイコ少女が味方に。
本来なら味方である警察内部の人間たちが敵に。
このドラマはすべて最終回に向かうための伏線だけで出来ていて、少し味気ない。

最終話でアリスが話していた論文がテーマだったんでしょう。
人は自分に嘘をつく
1.自分を肯定的に捉える
2.実際より自分の人生を管理できていると思う
3.現在の状況が示すよりも、未来を楽観視する

特に顕著なのはゾーイとイアン。
二人とも、自身の行動によって引き起こしてることは直視せず、自分は間違っていないという幻想に囚われていたように見えた。