メトロイド ドレッドを遊びました

※ネタバレを含みます。
たーのしかったー！
2Dアクション！うおー！ゲームやってる感じ！
楽しい！難しい！すぐ死んじゃう！でも楽しい！

そんな感じ。
ゲームの楽しさがぎゅっっっと詰まった最高峰。

私にとっておそらく人生で初めてのメトロイド。
サムスを使ったのはスマブラくらい。
そんな私が本作に興味を持ったのは、初発表のニンテンドーダイレクトで。
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これ見て、「あ、面白そう。買おう」すぐにそう思えた。
得体のしれない、倒すことの出来ない敵から逃げ回るところもそうだけれど、
全体的にアクションスピードが速くて、爽快に動き回って敵を倒していて。
間違いなく気持ちよさそうという印象を持った。

好きなところ

強くなる喜び

これに尽きる。
進めば進むほど、常に新しいアクション、技の強化がされ続ける。
どんどん快適性は増すけど、歯ごたえが落ちるわけでもない。
追加されるアクションがどれも、かゆいところに手が届くもので、手に入れて嬉しい。
何より、何度も死ぬことで自分自身も上達していく楽しさ。
昔からあるアクションゲームの楽しさを突き詰めた、ごくごくシンプルなゲーム。
しかしそれが何より楽しい。

探索で発見できる嬉しさ

アイテムが隠されているんじゃないか。隠し通路があるんじゃないか。
疑って、アクションして、発見して。
これもまたシンプルながら、ただ楽しい。
行動に伴うデメリットがほぼ無いところが所以だろう。
何をやっても許されるし、何をやっても悪影響が無い。
だから気軽に何でも試せる。そして何かが見つかる。

辞め時が無い

上記2つが合わさった結果、辞め時が無い。
例えば「次にボスを倒したところまで」「アイテムを取得したところまで」と決めてプレイをする。
そして実際にボスを倒す。するとそこで強化アイテムが手に入る。
当然それをちょっと使ってみたい。しかし使ったが最後、その新しい楽しさを味わいたくなる。
そして気づけば次のマップを探索している。

何故か迷わないマップ

複雑で広大なマップは、一見すると迷いそう。
しかし、ギミックや取得したアイテムを活用して進むルートが、驚くほど緻密に連なって作られているので、実際に迷うことはあまりない。
新しいアイテムを入手して、それを使う道に進んでいく。
「誘導されてる」と言ってしまえばそうなんだけども。私にとっては迷うほうがストレス度が高いので、なんとなく「こっちかな」と進んだ道が正解なのはただありがたかった。

ちなみに2周目は探索を半端にしてどんどん進もうとするから、行き先がわからずぐるぐるすることが増えた。
しっかりきっちりフィールド見渡して、行けそうなところにアクションしてとやれば迷わないし、それをおろそかにすると迷う。良いバランスだと思う。

スクリューアタックめっちゃ強い

いまいちなところ

ロードの長さ

Nintendo Switchソフトの宿命、ロード時間の長さはやはりこのソフトでもつきまとう。
特に、エリア間の移動が頻繁になればなるほど、ただ何もせず待つだけの時間が発生する。
幸いロード中は簡易アニメーションが表示されるだけなので、目薬をさす時間など割り切ってしまうこともできる。
というかそうでもしないと本当に暇。

エミーがそこまで怖くない

未知の強敵、エミー。プレイ前は恐怖の対象かと思っていたけれど、実際に対峙してみると印象は大きく変わった。
そうそうに倒す方法は教えてくれるし、やられてもリトライもすぐだし、なんならダッシュすれば発見されることも少ないし、捕まってもそこそこ抜け出せるし。
何より「あと一体か」と思ってた最後の子とは戦わないし。

ブレスオブザワイルドのガーディアンの方がよっぽど怖かった。

ガーディアンが怖いのはほぼ曲のせい。それと倒し方がわからないことと、倒すのには向き合って被弾覚悟がいるからかな。

エミーは否応なしに即死なので、被弾よりむしろデメリットは少ないかもしれない。ミサイル無駄撃ちとかもしないし。
ただ、これがガーディアン級に厄介だったら、私はストレスに感じて進めるのが苦痛だったでしょう。
だからこれも結局は良いバランスだったなあと。
壁透過する視界のやつとか相当うざかったし。

スピードブースターブロックの壊し方がよくわからない

急に空中にある「>>>」このマークの矢印ブロック。「どう壊すんだろー」とずっと思ってて。
そしたらダッシュの技を手に入れて壊せるようになる。しかしこの技には助走が必要で。
助走が取れなさそうなところにばっかりこのブロック置いてあるもんだから、私は「さらに何か助走がいらなくなるパワーアップが出るんじゃないか」って予想しちゃってスルーしてたんですよ。
でもクリアしてもそんなものはなくて。クリア後に調べたら、テクニックで頑張って取るやつだったんですね。
私自力では全く気づかなかったし、気づいててもこういうテクニックには至らないから100%見抜けないギミック。
私の力不足なのは間違いないけど、気づかせてほしかったような。でも取らなくてもクリアできるようになってるから「やりこみ要素」であることも間違いないんですよね。上級者向け。

クリアタイム

8時間15分36秒。
8時間以内だとギャラリーが一つ開くんだってー、惜しかったねえ。

しかしクリア後セーブデータ見ると、7時間25分。え、ラスボス戦だけで50分もやってたのか私。やば。

その後アイテム100%に。ミサイルの数がもう倍！
そしてクリア直前からラスボス戦、脱出までたった15分で終わっている！
これぞ成長。アイテムの力ももちろん、自分も上手くなった。この楽しさ。
この最強状態でつよくてニューゲームしたかった。被弾完全無視ゲーになっちゃうけど。

総括

単純に「ゲームって面白いな」と思えるアクションゲーム。
体験版始めてからクリアするまで、ずっと楽しかった。
逆に体験版合わない人は合わないだろう。

満足度　90/100
好き度　90/100

楽しい気持ちのまま遊んで終われて、嬉しかった。
ただ2周目、タイムアタック気味に遊んでたらちょっとダレてしまった。うーん。そういう遊び方は自分には向いてないみたい。スピードクリア特典のイラスト見たかったな。

メトロイド ドレッド -Switch

メトロイド ドレッド|オンラインコード版
amiiboかっこいいね。

余談
自分の好きなゲームは自分で判定する力をつけた方が、ゲームはより楽しい。
PV見て「好きそうだな」ってすぐ思えれば、他人の評価に流されることもなくなる。
飲食店などお店、服、映画/ドラマ、小説/マンガ、世の中に口コミは溢れてるけど、
自分で良いものを発見したときの喜びは大きい。そうなるためには数多く触れるしかない。失敗もしていくしかない。
自分が知らないジャンルほど口コミに頼りたくなるけど、見ないで挑戦すればするほどどのジャンルも感覚が研ぎ澄まされていく。