人様のコンテンツの話

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PSスパイダーマン2作トロコンして思ったこと。

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ネタバレとかには特に気を使わない感想を書きますが、どこまでネタバレなのかはよくわからない。
はてなブログの画像容量は1枚10MBまでですが、スクリーンショットが10MBを超えるものも少なくないため、一部圧縮した画像を掲載しています。
今年の上半期にMarvel’s Spider-Manを初プレイ。
通常のトロコンをして、DLCは未プレイ。NG+の途中でプレイ終わり。
今月、Miles Moralesをクリア→トロコン。その後Remasterdも1からやって、トロコンという流れでプレイ。
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ゲームとして

マイルズの方は、正直期待していたほどのボリュームが無かった点は残念だった。
そして前作のDLCを初プレイしたことで、その気持ちはより強く。
DLCもそこそこボリュームがあって、印象としてはマイルズと変わらないかもしれないと。
でもトロコンまで行くと、またマイルズに触りたくなるんだ。
電撃、ステルス。特にステルスプレイが好きな私にとっては、ウォール/シーリングフィニッシュは魅力的だった。難易度はがくっと下がってしまうけど、それでも楽しい。Remasterdでも「あればなあ」と思うことがよくあった。

マイルズをプレイしていて「前作と同じことは極力させない」という方針を強く感じた。
・マップを開ける必要もない
・ファストトラベルもすぐできる(前作はファストトラベル開放が遅すぎる)、しかも地下鉄の駅は無数にある
・似たようなアクティビティを何度も何度もやらなくていい(特に犯罪アクティビティはうろうろして発生を待つ必要すらなくなった)
・前作と同じスキルは、スキルツリーではなく特殊なアクティビティクリアで最序盤に開放できる
・個人的に嬉しかったのは、拠点制圧アクティビティ。
前作ではウェーブ1をある程度倒すと強制的に戦闘状態になる仕様だったが、マイルズでは完全ステルス状態のまま制圧が可能になったこと。
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・グラフィックは綺麗
私はフルHD環境ではあるけれど、それでも綺麗である。前作よりフォトモードで写真を撮りたいと思うことが多かった。
・新鮮味は薄い
戦闘、スイング、街並み。基本は同じなので。
「ああ前作でこの場所行ったなー」とか、雪が積もって変化した街並みにはそれはそれで新鮮味を感じることもある。スイング自体は変わらず気持ちいいので、いくらやってても飽きないところではある。

・ゲームボリュームについて
ちょっとやっただけで全体の進行度が30%になっていて、「嘘だろ?」と思っていたが嘘ではなかった。あっという間に終わってしまった。
アクティビティも全然ない。目玉要素のように扱われているアプリは、早い段階ですべてのアクティビティが開放され全達成のトロフィーが獲得出来てしまった。
その後メインミッションを進めて、隙間時間になるたびに「親愛なる隣人スパイダーマンアプリで新しいアクティビティをチェックしよう」とポップアップされるが、新しいアクティビティはもう無い。笑うところかな?

好意的に捉えるのならば、アクティビティは所詮同じミッションを各地でやるだけなので、少なくてもいいと思う。
僕が遊ぶようなオープンワールドゲームはどれも似過ぎで、
アサシンクリード、ウォッチドッグス2、TSUSHIMA、スパイダーマンと、違うゲームなのに遊びのバリエーションが少ないことは常々不満に感じている。
マップを開く。経験値貯めてスキルを任意で開放。同じアクティビティがたくさんあるだけのマップ。
やってるうちは楽しいというか、その世界に長く浸れるのは悪くない気分だったりする。たとえそれが作業だとわかっていても、やっていたいとは思う。
ただマンネリ。

前述の通り「前作と同じことは極力させない」という意識は感じられた。
しかしその代わりになる遊びが無いので、ただ物足りなさだけが残ってしまった。
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物語について

私がスパイダーマンに触れるのは今回が2回目。1回目は前作。
本当に事前知識が0だったので、オクタヴィアス博士が徐々に変化していくのはとてもつらかった。
しかしその演出こそ、私がこのゲームを好きになった理由だった。
街の状況が一つ進むたびに、ピーターや博士の置かれる立場も変わっていく。
マスクを脱いで研究所に行ったり、FEASTに行くのが好きだった。
人間関係や物事を一つ一つゆっくり進めていくところはとても魅力的。

ピーターがシムカリアに行くことについても、マイルズがスパイダーマンになる過程も、
前作、そして前作のDLCで少しずつ少しずつ会話の中に埋め込まれていて、
一つのゲームで完結しない世界線、しっかり先を見据えている、全体を通しての物語が存在することに
私も通してプレイしたことで、今回初めて気付かされた。

さてマイルズ。
自らの失敗でヘリを落としてしまったり、橋を崩壊させてしまったり。
そして親友をあらゆる意味で失ってしまったこと。
その中でマイルズ自身がどう成長していくのか、というのは好きな話だった。
これはマイルズが"大いなる責任"を体感する話で、まだ序章、1章の部分しか描かれてない。
そらボリューム足りないと感じるよね。
そこから2,3章ぐらいあったのが前作だから。

前作はサブミッションで、住人との繋がりが感じられることが多かったので、そういう面もマイルズは乏しいなあと感じた。

前作の悪い点
トークンの種類多すぎ
・ファストトラベルポイントが微妙
・リサーチステーションはなんか嫌い
・スイング中に街中で頻繁に敵に襲われるの嫌い
DLCスクリューボールのアクティビティはイライラするだけだったので、やはりボリュームがあればいいってものではない。
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物語としてはPS版マイルズ・モラレスは始まったばかり。
今後の物語も見ていきたいし、DLCだとしても期待している。
しかし次回作があるのなら、ゲーム性のマンネリの打破は必須要件だろう。
その部分をどういうアイディアで解決するのか、そこに注目しながらも期待していきたい。
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