www.tbsradio.jp
私的にすごい良い回だった、バナナマンが休みのバナナムーン。
本人が不在だからこそ、オークラさんの視点から一方的にこう見ていたという話が聞けて逆に良かったんだと思う。
ここに本人がいたら、きっと成り立たなかったでしょう。
「オークラから見たバナナマン史」というようなものを感じた。
いつだって歴史の語り手は本人ではなく、それを近くで見ていた人なんだって思ったよ。
自分用にまとめると同時に、収録DVDやオークラさん、飯塚さんのコメントもたまに記載。
バナナマン初期
1.オサムクラブ
1995年11月『処女』にて披露
一回目の単独ライブ『処女』は、「処女 サルマンとバカジュリエット」という2本のライブを収録したDVDとして発売されています。が、Amazonでは入荷未定。他サイトでは廃盤扱いですね。
www.ponycanyon.co.jp
ポニーキャニオンの商品紹介ページ
レンタルDVDとして店舗にあったり、オンラインレンタルで扱っているところはあるようです。
・選外だけど話題に上がったコント
「サマーホリデー」(表記不明)
借りたTシャツを返しに来るが、そのTシャツは血に染まっている
詳細不明
2.ルスデン
1997年1月『処女2』にて披露
こちらの初期バージョンのルスデンはおそらく「単独ライブ 秘蔵映像集 "private stock"」に収録されています。しかしこちらもおそらく廃盤です。
2008年開催の傑作選ライブ『bananaman Kick』で再演、DVDに収録されています。
・選外だけど話題に上がったコント
「a scary story」 (怖い話)
こちらも処女2で披露されたそうです。同じく bananaman Kick に収録されています。
今も色褪せない名作ですが当時はボキャブラブームで、バカ爆走!ライブのお客さんには見向きもされなかったそう。
オサムクラブ、ルスデンあたりについてはもうすごく詳しく当時の背景を交えながらオークラさんが話しているので、ぜひ上記のTBSラジオのページやアプリのラジオクラウドで聴いてみてほしいです。
3.お前の姉ちゃん見たよ
2000年5月『RADIO DANCE』にて披露
同じ登場人物が出てくるネタが他に2本あり3部作の構成。1本で見ても成立するが、全3本見るとしっかり繋がりを感じられるコント。
DVD未発売、VHSのみ
・選外だけど話題に上がったコント
「箱」
40分弱のコント。YOUさんが見て「バナナマンはどこまで行こうとしてるの!?」と言ったとか。
オークラ「単独ライブで3時間半ぐらいやっている」「テレビの仕事がほとんどないこの時期は単独ライブしか無いから、全エネルギーを単独ライブに集中するあまり、おそろしい世界観になってくんだよね」「この線を行き過ぎちゃうと、人(お客さん)が離れて行ってた可能性もある」
オークラ「RADIO DANCEからもう一回、少し原点に戻るんだよね。何があったかはわからないけど」
飯塚さん「ポップになるってこと?」
オークラ「もっとポップになる。それが
『激ミルク』2001年2月
『monkey time』2001年7月
『ペポカボチャ』2002年7月
っていう3連発。それはすごくポップで見やすくて、バナナマンが「深いダークなネタ」から明るく、「今のバナナマン」につながる一個手前の段階を迎えるような気がする」
オークラ「この単独ライブ3連発の中の、『ペポカボチャ』が「前期バナナマン」の最高傑作だと思うんだよね」
飯塚さん「ペポカボチャは俺ね、生で見てるんですよ。すごくポップだったイメージ!」
オークラ「めちゃくちゃネタの完成度が全部高い。その中にある、僕が勧めたい(ネタは)」
バナナマン ポップ期
4.secretive person
別名「なんで言わねえんだよ」
2002年7月『ペポカボチャ』にて披露
バナナマン傑作選ライブ bananaman Punch [DVD]にて再演
飯塚さん「大好き」
オークラ「ある意味最高傑作なんじゃないかと思うくらいのネタですよね」
ペポカボチャもAmazonでは入荷未定扱い。放送の影響で最後の在庫が売り切れた感じでしょうか。
ここで一曲、ペポカボチャのエンディング曲。
5.Fraud in Phuket
2004年8月,9月『Elephant pure』にて披露
このネタの裏話もぜひご自身で聴いて欲しいです。
オークラ「良いコメディをぎゅっと20分ぐらいにまとめてあるので、すごい見て欲しいなと思います」
バナナマン傑作選ライブ BANANAMAN KICK [DVD]にて再演
ノンストップ開始以降期
8.THEOMAN ISLAND
2012年8月『TURQUOISE MANIA』にて披露
二人それぞれが独白で、掛け合いじゃないネタ。
オークラ「ノンストップが始まった年にやるようなネタじゃない」
TURQUOISE MANIA オープニング曲(当時はインスト)
TURQUOISE MANIA エンディング曲
オークラ「歌いだしの歌詞がその当時の設楽さんの「なんのために単独ライブやってるんだ」って状況と合致したんだよね」
9.Air head
2017年8月『Super heart head market』にて披露
オークラ「まさしく設楽さんが作る感じのコント」
オークラ「設楽さんは哲学性、思考、思想をコントにしがち」
オークラ「俺は作家として事件性、どう転がすか、どういうことやるかってコントに醍醐味を求める」
オークラ「飯塚さんはどういうコントを考える?」
飯塚さん「未だに「やり取り」「こういう状況で「これ」を言いたい」ってそれが基本だね。そこは変わらないな」
10.scrambled
2019年8月『S』にて披露
オークラ「これって俺すごいと思うのは、いわゆる日本人の役じゃなくても「外国映画みたいな設定をマジでやってる」。それをコントとしてコメディとして落とし込んでるって、コント師として一個違うステージに行ったかなって俺はちょっと思ったんだよね」
飯塚さん「どんどん進化してるよね」
飯塚さん「見せつけられた感じがしたね」
飯塚さんセレクション
secretive person
宮沢さんとメシ
2006年8月『kurukuru bird』にて披露
2008年『bananaman Kick』にて再演
キングオブコント決勝他、テレビでも何度か披露
飯塚さん「フル尺で見て欲しい。良い設定!」
次回
この放送を受けたバナナマン自身が選ぶコントに続く
バナナマン自身の思い出深いネタたち - 人様のコンテンツの話
蛇足
バナナマン関係の偉い人へ
DVDBOX、ブルーレイボックスとか
というよりYouTubeで2010年くらいまでのコントを公式で"すべて"アップロードしていつでも見れる形とかにしていただけると大変助かります。
販売元があちこちあるので権利とか大変でしょうが、廃盤になられるよりは陽の目が当たる場所で残していただけると嬉しい……。
権利関係がクリアになりやすいところから順にでも……。